【セントウルS】フリッカージャブ重賞連勝 充実一途の差し切り「非常に強かった」
2026年9月7日 05:30 充実一途の差し切りだ。北九州記念で重賞タイトルを手にしたフリッカージャブが、逃げるピューロマジックを捉えて3連勝。昨年7月の小倉1勝クラスで初コンビを組み、ここまで7戦6勝と出世の階段を一緒に上がってきた松山が検量室前に戻ると笑顔の輪ができた。殊勲の鞍上は「1番人気だったので期待に応えられて良かったです。非常に強かったと思います」と快進撃に胸を張った。
3番枠から抜群のスタートを切りハナヘ。ただ外にいたピューロマジックが二の脚で加速して主張すると無理せず2番手に。ライバルの背も知る鞍上は冷静だった。「理想の形でした。いいスピードがあり、その中で我慢も利いていました」とプラン通りに進め、直線に向いて左ステッキで鼓舞するとグンと加速。直線の坂も関係なく1馬身差をつけてゴールに飛び込んだ。
サマースプリントシリーズのタイトルこそ逃したものの、重賞連勝で勢いは増すばかり。西園師は「(筋肉が)パンプアップしています。坂路での迫力も春先と比べても違います。雰囲気が出てきました」と目を細めた。デビュー当初から坂路で規格外の動きを見せてきた快速馬。今春からはE(ダート)コースでの調教も取り入れて成長につなげてきた。「(3走前の)鞍馬Sの前ぐらいですね。気持ちが入りやすくなっているので改善できるように」と意図を明かし「まだ上があるんじゃないかと思っています」とうなずいた。
次走は中2週でスプリンターズS(27日、中山)へ。「状態に問題なければ」としつつ、頂上決戦をはっきり見据える。鞍上は松山がパンジャタワーに騎乗することが決まっているため未定ながら新世代の筆頭格として注目を集めるのは間違いない。夏競馬を盛り上げた4歳馬が一気にG1獲りを狙っていく。
◆フリッカージャブ 父サートゥルナーリア 母ナイキトリック(母の父サクラバクシンオー)22年5月7日生まれ 牡4歳 栗東・西園厩舎所属 馬主・ウエスト・フォレスト・ステイブル 生産者・北海道日高町の宝寄山拓樹氏 戦績12戦7勝(重賞2勝目) 総獲得賞金1億7681万6000円 馬名の由来はボクシングのパンチの一種。
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