小林真也師 東西重賞ジャックだ!サイモンザナドゥ&ミステリーウェイに期待「いろいろかみ合えば」
2026年11月6日 05:30 今週はG1シリーズの谷間ながら見どころ満載の3重賞。日曜の2重賞に管理馬を送り込むのが開業6年目の小林真也師(45)だ。東京の「第64回アルゼンチン共和国杯」は連覇が懸かるミステリーウェイ、京都の「第16回みやこS」は昨年2着サイモンザナドゥがスタンバイ。ともに近走は勝ち星から遠ざかっているが昨年、好走した舞台で息を吹き返す!
今年も東西重賞で存在感を示す。開業6年目の小林厩舎はミステリーウェイを送り出した昨年のアルゼンチン共和国杯でJRA平地重賞初制覇。その前走の丹頂S(1着)からコンビを組んだ松本が巧みなラップを刻み、直線が長い東京でもしぶとく脚を伸ばして9番人気での逃げ切りVに導いた。そのいい流れに乗るように、東京G2から15分後に発走を迎えた京都のみやこSではサイモンザナドゥが7番人気2着。好位から馬群を割ってトップギアに入ると、逃げ粘るダブルハートボンドに首差まで迫ってみせた。
小林師は当時、京都に臨場。サイモンザナドゥが馬場入りする前、地下馬道に設置されているテレビでミステリーウェイの力走を見届けたという。「さすがに直線は厳しいかなと思いましたが、しぶとかったですね」と目を細める。そして現地のみやこSについては「直線で伸びてきた時には勝ったわ、と思ったんですけどね。相手が強かったです。頑張ってくれました」と、後のチャンピオンズC覇者と接戦に持ち込む走りを評価した。
今年もこの2頭がそれぞれ同レースに参戦。両馬ともこの1年間、勝ち星がなく連対もできていないが、レース相性の良さで変わり身があるかもしれない。
最終追いはCWコースでこの2頭が併せ馬。ミステリーウェイについては「今年8歳で年齢的に大きく変わったところはないですが、その中でもいい動きでした」と及第点を与えた。松本が引き続き手綱を取ることも大きく「結果を出してくれた騎手だし、細かいことはお任せしています」と信頼を寄せる。サイモンザナドゥは富田と初コンビ。「今週の追い切りでこの馬の独特の歩様を感じてもらいました。特に問題なく、僕ら厩舎サイドが思っている以上に感触は良かったようです。昨年2着の舞台ですしね。いろいろかみ合えば、また勝ち負けできるでしょう」と期待を込めた。
昨年はこの2頭の活躍もあり、キャリアハイのJRA年間32勝。今年は8月末にJRA通算100勝の節目を迎えた。東西重賞に送り出す日曜は昨年と同じく京都に臨場予定。「今年はどうですかね。いいところを見せられれば」と控えめに意気込みを語りつつ、最善を尽くして目の前の一戦に臨む。
◇小林 真也(こばやし・しんや)1981年(昭56)2月17日生まれ、富山県出身の45歳。04年7月にJRA競馬学校厩務員課程に入学し、05年3月に栗東トレセンへ。平田厩舎で攻め専(調教騎乗がメイン)の助手を務め、稽古をつけていたカレンブラックヒルが12年NHKマイルC制覇。20年に調教師試験に合格し、21年3月に開業。同21日、中京8R(ウェイヴァリー)で初勝利。JRA通算1297戦103勝、うち重賞は22年東京ハイジャンプ(ゼノヴァース)、25年アルゼンチン共和国杯(ミステリーウェイ)の2勝。
≪最長身騎手松本 8戦連続コンビ≫ミステリーウェイと8戦連続コンビを組むのはデビュー6年目の松本大輝(24)だ。現役騎手で最も背が高く、昨年の当レース制覇時に明かした身長は1メートル77。「ストレスをかけないように。競馬に対して前向きさがなくならないように普段からきついことを求め過ぎないようにしています」と意識している。昨年の当レース後は5戦し、4戦が2桁着順。現状について「走ることより、他の馬を気にしたりという気持ちが上回っている感じ」と分析し「それがなくなるような乗り方をしたいです」とイメージした。

