サムソン自信の出来!のはずが…/大阪杯
2008年4月7日 06:00 なぜだ。3連覇を狙う天皇賞(春、5月4日、京都)の前哨戦として臨んだ2番人気メイショウサムソンは、見せ場なく6着に沈んだ。休養明け、重量、コース、時計…すべて対応できていたはずの条件で、不可解な敗戦。レース後、武豊から明確な敗因は聞かれなかった。「残念ですね。道中は普通に運んだのにゴーサインを出して反応がないからね。追い切りの感じは悪くなかったのに…ちょっと分からない」
直線は内にアサクサキングス、外にブライトトゥモローを見る形。そこから間を割って伸びてくるどころか、伸びを欠いた。自慢の闘争心には火が付かないまま。この内容には高橋成師も一瞬言葉を失った。「うーん…本当にいい仕上がりだったから、なぜだかよく分からない。しっかり原因を調べて、盾へという方向は変わらないと思う」と話すのがやっとだった。
昨年のジャパンC3着、有馬記念8着に続く敗戦に、G1・4勝の威光も薄らいできた。盾3連覇へ向けて、あと27日で立ち直れるのか。試練の時が訪れた。