器が違ったケイアイテンジン/新馬戦評
2008年12月16日 06:00 【13、14日の新馬戦】ダート勝ち上がりに注目の1頭。14日の阪神ではケイアイテンジンが単勝1・1倍の圧倒人気に推されて逃げ切った。着差は3/4馬身だがレース内容は完勝。福永も「エンジンが違うね。砂をかぶらせる競馬をしたかったがテンのスピードも違った」と絶賛する。父アグネスデジタルと同じ白井厩舎。母の父がフォーティナイナーで血統はダートのスピード馬だが、この厩舎だけにどんな大胆なローテーションを取るのか楽しみだ。
サクラミモザは14日の中山で7馬身差の圧勝。牝系は“サクラ”の冠名で活躍馬を多く輩出するスワンズウッドグローヴ系。ポルカマズルカはダンスインザダーク、ダンスパートナーの近親となるダンシングキイ系。父ティンバーカントリーが名牝系の力をどこまで引き出すか。タガノボヘミアンは父タガノサイレンス産駒のJRA初勝利。息の長い活躍を期待したい。