東から本音 斎藤誠師「美浦のウオッカに」/桜花賞
2009年4月8日 08:08 【東西ドキュメント 美浦7日】トレセン内の桜並木は既に満開。眠気を誘うポカポカ陽気の中、浜田はあくびをかみ殺しながら取材に向かった。
ブエナビスタ1強ムードの桜花賞だが、管理馬を出走させる陣営は皆、熱い。ツーデイズノーチスを送り出す斎藤誠師は「今のところ馬に不安は何もない。とても楽しみ」と笑顔。「あの馬は負けても悔しくないくらい強い。だから、こちらも思い切ってぶつかっていける」と意欲的だ。
デビュー前からクラシックを意識していたというツーデイズノーチス。その相馬眼は的中。休み明けのトライアル・アネモネSをしっかり勝って権利をもぎ取り、本番へと駒を進める。「関東馬が弱いと言われているが、美浦の施設が劣っているとは思えない。美浦で調整してG1を勝つ。“美浦のウオッカ”と呼ばれるように育てたい」。7日に38歳の誕生日を迎えたばかりの新進気鋭のトレーナーは、闘志を内に秘めて穏やかに語った。