ブエナビスタが万全の動き/桜花賞追い切り
2009年4月8日 17:30 桜の女王を決める競馬の第69回桜花賞(12日・阪神1600メートル芝、G1)の最終追い切りが8日、東西(美浦、栗東)のトレーニングセンターで行われ、ブエナビスタが万全の仕上がりを見せた。
栗東DW(ウッドチップ)コースの追い切りは4、5馬身先行した2頭を追いかけ、楽々抜け出した。ラスト600メートルが37秒6、同200メートルを11秒6とスピードと切れは文句のつけようがない。
デビュー戦3着のあと3連勝。桜花賞と同じ阪神で行われた阪神ジュベナイルフィリーズ、チューリップ賞を驚異の追い込みで制した。コンビの安藤勝己騎手は「長くいい脚を使う。折り合いが付き、(一昨年桜花賞馬の)ダイワスカーレットより扱いやすい」と珍しく強気だった。
報知杯フィリーズレビューを優勝したワンカラットの藤岡健一調教師は「競馬はやってみないと分からない」と逆転へ闘志を見せたが、栗東で追い切った阪神ジュベナイルフィリーズ2着で、関東馬ダノンベルベールの国枝栄調教師は「普通の競馬をしたら勝てない」と早くも白旗ムードだった。
9日に追い切る2戦2勝のレッドディザイア、チューリップ賞3着のルージュバンブーも好調だが、ブエナビスタは異次元の強さを見せられるか。
優勝賞金8900万円。出走馬と枠順は9日に決まる。
▼ブエナビスタ(安藤勝己騎手)「状態は前走と変わりない。人気になるのは仕方がない。強いブエナビスタを見せたい」