こん身のスパルタ!ワンカラット/桜花賞

2009年4月8日 06:00

<桜花賞>坂路調教を終え、厩舎周りを運動するワンカラット

 全休明けの調教。スタンドには坂路モニターを怖いぐらいの形相で見つめる藤岡健師の姿があった。その視線の先にはワンカラット。軽やかに駆け上がる姿をチェックするとホッとひと息ついた。
 「フィリーズレビュー(1着)もきっちり仕上げたが、G1はみんな凄い馬ばかり。それ以上に仕上げないと勝てない。前走が10なら今回は12に。中間も全く緩めていないし、逆に攻めていっている。カイバ食いは最初から心配ない馬。1回使って雰囲気も良くなったね」
 攻めに徹し切れるのも基礎体力の高さゆえ。既に昨夏のデビュー時から体重は20キロ近くアップ。牡馬顔負けの490キロ台の雄大な馬格を誇る。「アズマサンダース(04年桜花賞2着)も素晴らしい体をしていたけど、この馬もうまく成長してきていると思う。あの時は僕も実質開業2年目。同期は強い世代だったけど、よく頑張ったと思う。今年も1頭強いのがいるけどね」と期待の表情で話した。

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2009年4月8日のニュース