【浜田・東京本社ワンモアトライ】7日阪神11R 前哨戦まではレシステンシアの独壇場

2020年3月7日 08:00

 2歳女王を決める阪神JF、桜花賞の有力な前哨戦であるチューリップ賞は同じ阪神芝1600メートルを舞台に行われる。ゆえに関連性は高い。実際に直近3年はソウルスターリング、ラッキーライラック、ダノンファンタジーと阪神JF優勝馬がチューリップ賞も制している。

 今年のレシステンシアも同じ軌跡。その強さは数字が証明している。阪神JFは1分32秒7の2歳コースレコードをマークしての逃げ切り。前半5F57秒5のハイラップで逃げて、上がりも最速の3F35秒2。後続が追いつけるはずもない。2着マルターズディオサにつけた5馬身差は、現行コースに改修された06年以降でレース史上最大着差。今回、その阪神JFの上位4頭が顔をそろえたが、よほど急激な成長がない限り逆転は難しい。

 ならば、別路線組はどうか。同型のスマイルカナが競り込めば面白いが、同馬の前半5F通過最速は59秒0。こちらはスロー逃げタイプで無理には追いかけない。そもそも上位勢は賞金的に桜花賞出走がほぼ当確。ここで無理する必要はない。従って、レシステンシアに逆らう要素はない。

 ただ、タイトルにも記したように、あくまで「前哨戦まで」。前述した3頭の優勝馬も本番ではことごとく敗退している。次で狙える保証はないが、今回までは信頼の軸とする。(4)から。

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