【浜田・東京本社ワンモアトライ】3日中京11R 改めて真価を問うカフェファラオ

2020年10月3日 08:00

 シリウスS。カフェファラオがダートで世代トップクラスの能力の持ち主であることは間違いない。ゆえに、前走ジャパンダートダービーの7着惨敗は信じられなかった。1角のつまずきでリズムを崩し、道中も厳しいマークにさらされた。2戦目のヒヤシンスSで大きく出遅れたように、気難しい面も持ち合わせる。初のナイター、道悪で走る気をなくしてしまったか…。

 もちろん、前走だけで見限れない。勝った3戦はいずれも圧巻のレースだったが、最も印象に残るのはデビュー戦。ほぼ馬なりで2着に10馬身差。その2着バーナードループはその後に3連勝で交流G2を制覇。そこからさらに9馬身差の3着だったリッターシュラークも既に1勝クラスを勝ち上がっている。はるか後方で入線した7、8着馬も未勝利は突破。あのデビュー戦を振り返れば、その後の連勝は当然の帰結と言える。立て直した今回が、まさに真価を問う一戦。今度は初の古馬相手という壁はあるが、メンバーは一線級とは言い難い。近年ではかなりインパクトを受けた1頭。正直、ここで負けてほしくはない。(15)から。

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