エプソムCの枠順が確定!

2021年6月11日 10:30

 8枠16番に入ったシュリが重賞制覇に挑む。昨秋に3勝クラス→リゲルS(L)を連勝。重賞初挑戦だった年明け初戦のスポニチ賞京都金杯では1番人気で5着に敗れたものの勝ち馬ケイデンスコールからは0秒3差と地力強化を証明した。前走・谷川岳Sでは、少頭数の馬群を引っ張って、オープン2勝目。充実度ならばメンバー指折りの存在だ。気のいいタイプだけに、1F伸びたときの折り合いが気になるがそこは鞍上ミルコにお任せ。初の重賞制覇に向けて、準備は整った。

 マイラーズC2着で復調の兆しを見せた4枠8番のアルジャンナも有力な一頭。父譲りの非凡な末脚を武器に1800メートル以下の重賞では2着3回、3着1回と安定して力を発揮している。先週新馬戦をにぎわせた弟に負けじとコントレイル世代の素質馬が重賞馬へ駆け上がるか。1月の日経新春杯以来の実戦となるヴェロックスは2枠3番から再始動。こちらは先週安田記念を勝ったダノンキングリーと同じ5歳世代。早くから能力を期待されていた一頭だけにそろそろ重賞タイトルが欲しいところ。ここは正念場となる。

 中の人注目、7枠15番ザダルの前々走・関越Sは勝ちっぷりが見事だった。前走の毎日王冠は1着サリオスからは離されたものの2着ダイワキャグニー、3着サンレイポケット、4着カデナとは接戦を演じており、能力は重賞クラスでも問題はない。ここ3戦は全て1800メートル戦、ベスト条件に加え、良馬場なら楽しみ一頭となる。

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