函館記念の枠順が確定!

2021年7月16日 10:40

 サマー2000シリーズ第2戦「第57回函館記念」。初めての芝挑戦となるカフェファラオは1枠1番に入った。今年のフェブラリーS制覇などダートでの実績は華々しく、パワーを要する洋芝への適性は期待できる。父の米三冠馬・アメリカンファラオは芝の重賞馬も輩出しており、今回のメンバー構成なら人気は必至。今週は大谷翔平がMLBオールスター史上初となる投打“二刀流”出場で日本中を沸かせたが、競馬界にも芝ダート“二刀流”の新星が誕生するかもしれない。

 前哨戦の巴賞を制したサトノエルドールは5枠9番。スタートに難がある馬だが、前走では向こう正面でポジションを押し上げていく競馬で快勝。中1週に加えて1Fの延長と懸念要素はあるが、前走のような競馬が出来れば大崩れはないだろう。4枠8番のトーセンスーリヤも侮れない。函館は勝ち星こそないものの【0 3 0 0】と得意にしており、札幌も【1 1 1 2】と洋芝では抜群の安定感を誇る。昨年の新潟大賞典では念願の重賞タイトルをゲットし、その後宝塚記念にも挑戦。ここでは力上位か。

 中の人注目は5枠10番のマイネルウィルトス。3勝クラス→リステッドと連勝中で、前走は不良馬場をものともせず後続に1秒8差をつける圧巻のパフォーマンスだった。手綱を取る函館出身の丹内も16年にマイネルミラノで同レースを制覇と好相性。2年ぶりに函館に戻ってきた観客の前で、当地出身騎手が躍動する。また、マイネルウィルトスは今秋の凱旋門賞にも登録している。ここを勝てば丹内を背にロンシャンのターフを駆ける姿が見られるかもしれない。

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