【マイルCS】マイルG1で花開く?田井、レーベンスティールの“さだめ”に注目

2025年11月19日 10:00

【マイルCS】レーベンスティール

 スポニチの田井が17日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。G1マイルCS(23日、京都芝1600メートル)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。田井は、京都開催の近年の勝ち馬は1800メートル、2000メートルの重賞で好走歴がある点を強調。「末脚の持続力に長けた中距離型のマイラー」に狙いを定めると、「持続力比べになったマイル戦が適性のど真ん中ではないか」とレーベンスティールを一頭目に取り上げた。

 田井は「短距離を走るには胴伸びが良すぎて、中長距離をこなすには筋肉が強すぎる」とその馬体を解説。小顔が目につく一方で、“バキバキに割れたお尻”に注目し、「その立体感は完勝だった毎日王冠の時以上」と評価を下した。

 「お尻全体が大きくなったように錯覚するのは、体調が良く、四肢で力強く地面を捉えて、後躯を持ち上げるように立っているから」と状態の良さにも言及。「充実期に入ったソングラインの連勝時は常にそうだった」と安田記念連覇の名牝を引き合いに出した。

 血統面では、父がフォーエバーヤングを出したリアルスティールである点に触れ、「開催後半の芝コンディションはむしろプラスに働く可能性もある」と分析。祖父トウカイテイオーの産駒によるGI制覇はすべてマイル戦だったことも紹介し、「ここでの初戴冠は血のさだめかもしれない」と“開花”に期待を寄せた。田井の最終的な印はスポニチ競馬Webでレース前日までに先行公開される。

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