数多の活躍馬を輩出してきた東京スポーツ杯2歳S（24日、芝1800メートル）。30回を数える今年も大舞台を目指す素質馬たちが顔を揃えた。

　きょうだいにダノンベルーガ、ボンドガールがいる良血馬ダノンヒストリーは7枠9番に入った。初戦の内容が秀逸で、スピードの違いでハナに立つと、直線でもあっさり後続を振りきる勝利。勝ち時計1分46秒8も好時計だった。レーンとともに無傷での重賞勝利を狙う。

　6枠8番に入ったゾロアストロは、前走サウジアラビアロイヤルカップで3着と、すでに2歳重賞で力を証明している。陣営は「加速に少し時間がかかる」とジャッジしており、1F延長は歓迎だろう。母が同舞台の府中牝馬Sを勝利しているサラキア、良血馬サレジオは5枠6番から。コンビを組むプーシャンが「先週と比べものにならないくらいグッドコンディション」と絶賛しており、楽しみな一頭だ。

　中の人注目パントルナイーフは7枠10番に入った。初戦は出遅れで取りこぼしたものの、1.1倍に支持された前走の未勝利戦を難なく突破。切れ味非凡で、ここでもV候補の一頭だろう。