マイルCSの枠順が確定!

2021年11月19日 09:30

 マイル戦で一時代を築いたグランアレグリアは6枠12番から現役最後のレースに挑む。マイルでの強さは今年も健在で、ヴィクトリアMを勝ち、続く安田記念でも2着と力の衰えは見られない。前走の天皇賞・秋はエフフォーリア、コントレイルに次ぐ3着となったが休み明けの上、2000メートルでの一戦、加えて雨も影響しただけに、今回は更なる存在感を放つはずだ。長くコンビを組んだルメールとともに有終の美で最後の大歓声を浴びる。

 活躍目覚ましい3歳馬の中でも、エフフォーリアに並ぶ存在感を示すシュネルマイスターは2枠3番に入った。休み明けとなった前走の毎日王冠では今年の安田記念Vのダノンキングリーを驚愕の末脚で差し切った。レース後、手塚師が「相手がキングリーだし、まさかあの位置から届くとは思わなかった」と目を丸くするほどのインパクト。グランアレグリア時代に終止符を打つ最右翼の存在だ。

 2枠4番のサリオスは2歳時に阪神マイルで行われた朝日杯FSでGⅠ勝ち。使い込んだ影響で阪神コースは差し有利の雰囲気も漂っており、昨年のこのレースで上り3F最速の末脚をマークしたこの馬にも色気が漂う。父、母系ともに晩成傾向が見られるだけにここがターニングポイントになるかも。19年のこのレース覇者で昨年2着のインディチャンプも4枠7番から虎視眈々と王座奪還を狙っている。昨年のマイラーズC勝利後は、安定感は光るものの1着には手が届いていない。ただ陣営は昨年より状態がいいとジャッジ。侮れない1頭だ。

 中の人注目は5頭出走する3歳馬の中でも5枠9番に入ったグレナディアガーズ。精神面の成長が必須も1週前の稽古では池添が好感触を伝えている。昨年の朝日杯FSでは7番人気の低評価を覆して優勝。その時以来の阪神にはなるが、一発の魅力ならこの馬が一番。

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