ジャパンCの枠順が確定!

2021年11月25日 14:40

 海外からの招待馬と日本馬が激突する「第41回ジャパンカップ」。今年は3頭の外国馬がエントリーしている。特にエイダン・オブライエン厩舎の8枠18番ジャパンと2枠3番ブルームはクールモアグループとキーファーズの松島正昭氏の共同所有馬で、日本に縁あるだけに注目が集まる。

 今年の主役はなんといっても昨年の三冠馬、1枠2番コントレイルだろう。すでにこのレースを最後に引退、種牡馬入りすることが決まっており、レース後にはパドックにて引退式が執り行われる。昨年は“先輩”三冠馬アーモンドアイに屈し2着も、菊花賞からの厳しいローテーションながら最後まで追いすがって意地を見せた。史上3頭しかいない無敗の三冠馬のラストラン。有終の美を飾りたい。

 コントレイルの花道に待ったをかけるのは今年のダービー馬2枠4番シャフリヤールか。前走・神戸新聞杯では不良馬場に泣き4着も、ひと叩きされて「体の張りが変わってきた。使った上積みはある」と陣営は上昇をアピール。天皇賞・秋ではダービーでしのぎを削ったエフフォーリアがコントレイルを破りV。シャフリヤールも“同期”に続き、世代の強さを証明するか。今年のオークス馬ユーバーレーベンも7枠14番から一発を狙う。オークスを年明け3戦目とタイトなローテーションで勝ったように、秋華賞13着からの巻き返しには期待十分。エリザベス女王杯ではなくジャパンCを選択したことからも自信がうかがえる。

 史上初となる4世代ダービー馬の競演。8枠17番のワグネリアンと7枠15番マカヒキにも期待がかかる。中の人はマカヒキに注目。前走の京都大賞典では16年ニエル賞以来5年ぶりのV。同期の皐月賞馬ディーマジェスティは産駒が今年デビューし、すでに中央で勝利を収めた。そんななか、マカヒキはまだまだやれるという姿を見せつけたのは陣営の努力と執念に他ならない。8歳のダービー馬が東京で再び輝きを放つ。

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