チャレンジCの枠順が確定!

2021年12月3日 10:30

 伝統ある芝の中距離重賞「第72回チャレンジC」。昨年はレイパパレがデビューから5連勝でV。勢いそのままに今年4月の大阪杯でもコントレイルやグランアレグリアを破ってG1馬の仲間入りを果たした。

 “牝馬の時代”とも言われる昨今、1枠1番の3歳牝馬ジェラルディーナに注目が集まる。父にGⅠ6勝のモーリス、母にGⅠ7勝のジェンティルドンナを持つ超良血。目下3連勝中と覚醒の兆しを見せている。三冠を達成した母とは違い、父の本格化は4歳時。同馬もこのレースが転機となる可能性は十分だ。勝って来年のGⅠ戦線に名乗りを挙げたい。

 8枠11番の3歳牡馬ソーヴァリアントも来年に向けて負けられない1戦となる。セントライト記念2着後、疲労などの影響で態勢が整わず菊花賞を見送ってこのレースに出走。弥生賞では4着も上位三頭はタイトルホルダー、シュネルマイスター、ダノンザキッドと世代でも有数の強豪馬だけに、期待がかかる。

 中の人注目は7枠9番のアルジャンナ。阪神では4戦して1勝2着2回と好相性で、唯一の馬券外も5着と安定している。もともと中距離で走っていたことから富士Sからの2F延長も対応可能だろう。また、池江厩舎からは6枠7番のペルシアンナイトとの2頭出し。今年はまだJRA重賞勝ちが無いが、勝てば現役調教師の最長記録を更新する16年連続JRA重賞勝利となる。名門厩舎の意地が見たい。

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