朝日杯FSの枠順が確定!

2021年12月17日 09:20

 新馬戦→新潟2歳S→デイリー杯2歳Sと重賞2勝を含む3連勝中のセリフォスは3枠4番に入った。デイリー杯2歳Sでは4コーナーで外に膨らむロス。しかし能力差は明々白々、他の馬をねじ伏せるパフォーマンスを見せた。鞍上には来日中の名手クリスチャン・デムーロを迎える。先週は兄ミルコがサークルオブライフを2歳牝馬チャンピオンへ導いており、今度は弟が無傷のGⅠ制覇に導く。

 対抗馬は7枠13番に入ったジオグリフ。旋風巻き起こすドレフォン産駒の芝代表だが、新馬→札幌2歳Sを完勝してここに駒を進めてきた。新馬戦で見せた切れ味を考えれば、阪神マイルはむしろ楽しみ。ただ今回は多頭数で、前走のような出遅れは避けたいだけに、注目はゲート。そこが決まればGⅠ制覇にも手が届く逸材だ。今年一年、競馬界のみならず世間の話題をさらった人気ゲーム「ウマ娘」。その運営で知られるサイバーエージェント社長の藤田晋氏がGⅠに送り込むのが6枠11番ドーブネだ。税込で5億円を超える超高額馬だが、ここまでは期待に違わぬ活躍で、連勝街道を突き進んできた。勢いは侮れない。
 
 5枠9番のドウデュースは前走、出世レースのアイビーSを勝利。鞍上の武豊はこのレース未勝利だが、ここは大きなチャンスが舞い込んできた。デビューから無傷のダノンスコーピオンは4枠7番に入った。多頭数の競馬は初めてで、道中のペースアップへの対応もカギとなる。

 中の人注目は3枠5番のヴィアドロローサ。前走の京王杯2歳Sではスタートで内の馬に大きく寄られる不利。結果的に最後方まで下げられてしまった。ただ上り3Fの脚はメンバー最速。スムーズなら高配当の使者になりえる存在だ。

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