有馬記念の枠順が確定!
2021年12月23日 18:20 凱旋門賞7着からの参戦となるクロノジェネシスは4枠7番に入った。ここ数年グランプリで無類の強さを誇った名牝もここがラストラン。宝塚記念&有馬記念のドリームレース3連勝はいずれも素晴らしいパフォーマンスだった。"主戦ジョッキー"北村友一が落馬負傷による治療に専念する中、手綱を取るのは名手ルメール。ファン投票こそ2位だったものの、史上初のグランプリ4連覇を置き土産に有終の美を飾る。
強い3歳世代の大将格・エフフォーリアは過去最多得票数でファン投票1位に輝いた。3強と目された前走の天皇賞・秋はコントレイル、グランアレグリアを下してのV。世代交代を印象付けた。グレード制導入の84年以降、天皇賞・秋と有馬記念を制した3歳馬はシンボリクリスエスだけ。今回は祖父の偉業へのチャレンジでもある。入った枠は5枠10番、勝って再度エフフォーリア時代の到来を告げる。菊花賞馬タイトルホルダーは試練の大外8枠16番に入った。その菊花賞は見事なペースラップで5馬身差の完勝だった。今回、栗田師は「今までで一番の状態だと思う」と太鼓判。今年急逝した父ドゥラメンテに弔いのグランプリVを届けることができるか。
中の人注目は5枠9番のステラヴェローチェ。昨年のこのレースはバゴ産駒のクロノジェネシスがV。ステラヴェローチェは同産駒の牡馬代表で皐月賞3着、ダービー3着、菊花賞4着と今年の3歳世代屈指のトップホースだ。前々走、タフな神戸新聞杯を勝ちきったが、前走はその疲れに加え、外を回る競馬とロスが響いた。中間は動きも軽快。2週連続重賞勝利中の鞍上と初のGⅠ制覇を決める。