春の到来を告げる桜花賞トライアル「第29回チューリップ賞」。昨年の最優秀2歳牝馬サークルオブライフは2枠3番から今季初戦を迎える。国枝厩舎の3冠馬アパパネと同じローテーションでクラシックに向かう構えだ。前走・阪神ＪＦは中団で脚をため、４角手前から馬群の外を回して進出。最後は内で競り合うライバルたちを一気に差し切ってみせた。前走と同じ阪神マイルで弾みをつけたい。

　阪神JFで1番人気に支持されたナミュールは4枠6番に入った。出遅れが響き4着も、上がり3Fはメンバー最速の33秒6とポテンシャルの高さは間違いない。中間はゲートを中心に調整しており準備は万全だ。5枠9番のウォーターナビレラも阪神JF3着の実力馬。スローペースになりやすい今回は、この馬の先行力が存分に発揮されそうだ。

　中の人注目は8枠14番のステルナティーア。阪神JFでは7着もスタート後にぶつけられポジションが悪くなったのが大きな要因だろう。全兄にマイルGⅠ馬ステルヴィオを持つ良血。スムーズなら上位争いも。