マイルCSの枠順が確定!

2022年11月18日 09:15

 前走の毎日王冠で久々の勝利を挙げたサリオスは3枠5番に入った。その前走は従来のレコードを15年ぶりに更新。同世代のコントレイルとともに怪物と騒がれた逸材が完全復活を遂げた。半姉サラキアは5歳で重賞初V。弟は早くから活躍したが血統的にもう一段あっても驚けない。長いトンネルを抜け、次に目指すは3年ぶりのGⅠ制覇。鞍上にムーアを再び迎えて、19年に朝日杯FSを制した舞台で返り咲く。

 3枠6番ソダシは芝のマイル戦でG1の3勝を含む4戦4勝と一度も負けていない。「今回も不安なく、いい状態で臨める」とデビュー以来コンビを組む吉田隼のコメントは何よりも心強い。昨年2着のシュネルマイスターは2枠4番に入った。昨年は毎日王冠をステップに挑んだ一方で、今年はスプリンターズSが秋初戦。初の6F戦は9着に敗れたが、今年も安田記念で首差2着とマイル適性は高い。

 前走の富士Sを制したセリフォスは5枠10番からGⅠ制覇を狙う。「一番適性があるかな」と中内田師が語るマイルをデビュー以来使われ、スペシャリストとして腕を磨いた。是が非でもほしいマイルGⅠのタイトル。初コンビのレーンとともに真価の問われる一戦となりそうだ。8枠15番ダノンスコーピオンは春にNHKマイルCを制した三歳マイル王。富士Sではセリフォスの3着に敗れたものの、斤量差2キロがなくなる今回は逆転も。

 中の人注目ソウルラッシュは6枠11番に入った。5連勝を目指して挑んだ春の安田記念は消化不良の13着に終わったが、秋初戦の富士Sでは2着と能力を示した。阪神マイルは春にマイラーズCを制した舞台。陣営も仕上がりに自信を持っており、ここは注目の存在だ。

特集

この記者のコラム

他の記者のコラム