東スポ杯2歳Sの枠順が確定!

2022年11月18日 10:30

 出世レースとして有名な2歳GⅡ「第27回東スポ杯2歳S」。過去5年の勝ち馬だけでも17年ワグネリアン、19年コントレイル、20年ダノンザキッド、昨年イクイノックスと4頭の後のG1馬が名を連ねる。今年も将来性豊かな11頭の若駒がしのぎを削る。

 昨年のセレクトセール1歳部門で1億7600万円(税込み)の値をつけたフェイトは5枠5番に入った。単勝オッズ1.5倍の1番人気に支持された新馬戦では、期待に応える5馬身差V。父リアルスティール譲りの非凡な瞬発力を見せつけた。先週のデイリー杯2歳Sをオールパルフェが勝ち、リアルスティール産駒はJRA重賞初制覇。フェイトも続けるか。

 7枠8番ハーツコンチェルトも新馬戦の勝ちっぷりが秀逸。中団追走から3角手前で一気に進出し直線は気合のステッキ一発のみで後続に8馬身差をつけた。今年のダービー馬ドウデュースと同じハーツクライ産駒。スケールの大きさはメンバー内随一か。

 国枝厩舎が悲願の牡馬クラシック制覇を掲げて送り込むダノンザタイガーは6枠6番。20年セレクトセール(当歳)で2億9700万円(税込み)をつけた超高額馬だけに期待は大きい。初戦は前残り決着で追い込み届かずの2着も、2戦目であっさり勝ち上がった。こちらのハーツクライ産駒も大器を感じさせる。

 中の人注目は6枠7番のドゥラエレーデ。父ドゥラメンテ、母父オルフェーヴルに加え、伯父にサトノダイヤモンドがいる良血。勝ち上がりに3戦を要したが、2戦目(2着)の勝ち馬は後に札幌2歳Sを勝つドゥーラと相手も強かった。東京コースで能力を出し切ることができれば。

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