2枠2番に入ったヴェルトライゼンデが中心となりそう。豪華メンバーがそろった前走・ジャパンＣは内ラチ沿いから鋭く伸びて０秒１差の３着。上位２頭の決め手には屈したものの現役トップクラスの実力を示した。中京は休養明けの鳴尾記念を勝利した舞台。コントレイル世代のダービー３着馬が２３年の初陣を飾る。

　3枠3番に入ったロバートソンキーは前走のオールカマーでジェラルディーナの２着。１１戦のうち７戦で上がり３Ｆ最速を記録しており、「重賞を勝つチャンスは十分ある」と手綱を取る伊藤も期待を寄せる。

　８歳の古豪サンレイポケットは8枠14番から。売りの堅実な走りは健在。久々のGⅡでどこまで。1枠1番に入ったヤマニンゼストは同じ舞台だった前々走・神戸新聞杯で２着。菊花賞６着からの巻き返しがあっても。

　中の人注目は7枠11番のイクスプロージョン。前走・中日新聞杯は力負けの印象はなく、2、3着馬と位置取りが逆なら馬券内もあった一戦だった。継続騎乗の和田もブリンカーの効果を実感しており、一度叩いたここは穴馬として面白い。