【浜田の公式“券”解】6日東京11R ダービー最終便に滑り込むパクスオトマニカ

2023年5月6日 08:00

 プリンシパルS。ダービーの最終切符を懸けた一戦は、パクスオトマニカを狙う。未勝利、若竹賞とここまでの2勝はいずれも逃げ切り。決して楽逃げではなく終始、番手でびっしりマークされる形だったが、直線で加速して突き放した。前走・スプリングSは一転、中団から差す形。道中も馬群の外を回るロスの多い競馬だったが、4角から直線半ばまで勝ったベラジオオペラと並んで伸びる見せ場十分の内容だった。先を見据え脚をためる形を試せたのは収穫。戦法のオプションが広がった。

 姉ディヴァインラヴは芝1800~2600メートルで3勝し、21年菊花賞で3着に好走。兄ワープスピードは東京芝2400メートルで3勝を挙げている。弟は2000メートルまでしか経験がないが、ぜひともダービーで走りを見たい血統。まずはV経験のある2000メートルで初の東京を克服して、夢舞台へと駒を進めてもらいたい。(3)から。

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