サマースプリントシリーズ第2戦「第59回CBC賞」。断然の主役マッドクールは６枠８番に入った。昨年５月に未勝利戦を勝つと、そこから４連勝でオープンまで駆け上がった。前々走のシルクロードＳでは3着も、先着した２頭が高松宮記念でワンツーフィニッシュしたことからレベルの高いレースであったことは明白。陣営が見据えるのは３カ月後のG1舞台。ここは通過点だ。

　前走・鞍馬Sでオープン初勝利を飾ったエイシンスポッターは３枠３番。不良馬場で記録した上がり3F34秒2はメンバー内最速で、2位の馬に0秒4差をつける圧倒的なパフォーマンスだった。【1・1・1・0】と得意の中京で重賞初制覇に期待がかかる。8歳馬トゥラヴェスーラも７枠９番から初タイトルを狙う。３度の重賞２着に加え、今年の高松宮記念３着と実績は十分。週末の雨予報も追い風になりそうだ。

　中の人注目は５枠５番のテイエムスパーダ。小倉開催だった昨年は1分5秒8の日本レコードで逃げ切った。キャリアを通じて6月～8月は【3・1・0・1】と得意にしており、近走は2桁着順が続くが巻き返しがあってもおかしくない。