3年ぶりに淀で開催される「第58回京都大賞典」。連覇を狙うヴェラアズールは2枠2番に入った。昨年は阪神で行われた同レースで重賞初勝利を飾ると、勢いそのままジャパンCも制覇。今春にはドバイワールドCにも参戦し、世界の強豪としのぎを削った。今年はここまで思うような結果が出ていないが、昨年と同じローテーションで復権を図る。

　天皇賞・春で3年連続2着のディープボンドは3枠4番。20年菊花賞以来の京都となった今春の天皇賞・春でも結果を残し、コース適性を示した。19回目となる和田竜とのコンビで、貫録を見せつける。前走の目黒記念で重賞初制覇を飾ったヒートオンビートは6枠10番から重賞連勝を狙う。川田とのコンビは【2・3・1・0】と一度も馬券を外しておらず、今回も上位争い可能だ。

　中の人注目は6枠9番のビッグリボン。前走・マーメイドSでは悲願の重賞初Vを果たした。全兄に17年菊花賞馬キセキがいるブラッドラインで、初の京都だが期待がかかる。この秋さらなる飛躍を遂げるため、牡馬混合栓でも結果を出したい。