アルテミスS。ショウナンマヌエラはデビュー2戦がいずれもハナに立つ競馬。スタートが抜群に速く、2戦ともにゲートが開いた瞬間に1馬身飛び出している。ゆえに自然とハナに立つ形で、無理に行ったわけでも暴走したわけでもない。道中も後続を引きつけ制御の利いた逃げ。仮に主張する馬がいれば、控える競馬も可能とみる。

　見た目の着差（3/4馬身）以上に楽な逃げ切りだった初戦はハイレベル。2～4着馬がその後に勝ち上がり。3着シカゴスティングが既にオープン（フェニックス賞）勝ち。4着バウンシーステップも特別（りんどう賞）で鼻＋首差3着に好走している。前走は重賞で勝ち馬の決め手に屈したが、3着以下は寄せ付けなかった。デビュー2戦は左回り。初戦の中京で直線の坂も克服しており、初の東京がマイナスとも思えない。少頭数で主導権を握れそうなメンバー。牝馬同士なら押し切り可能とみた。相手筆頭は前走の勝ちっぷりが強烈だったチェルヴィニア。馬券は（2）から（4）を厚めに。