来年の重賞戦線を占う古馬中距離GⅢ「第74回チャレンジＣ」。昨秋のセントライト記念以来の勝利を狙うガイアフォースは５枠６番に入った。前走の天皇賞・秋では厳しいペースを2番手から5着に粘る強い内容。キャリアで掲示板を外したのは菊花賞のみと抜群の安定感を誇る。開幕週の馬場も合いそうで、ここでは堂々と主役を張る。

　重賞3勝の実力馬ボッケリーニは４枠４番から。22年以降ＧⅠ以外の重賞は【2・4・1・0】と全て馬券圏内。6月には当舞台の鳴尾記念も制した。7歳になっても衰える気配はない。ダービー4着以来のレース出走となるべラジオオペラは４枠５番。夏バテで調整が遅れ神戸新聞杯を回避し、ここへの参戦となった。古馬とは初対戦だが、能力を見せつけたい。

　中の人注目は３枠３番のリカンカブール。6か月ぶりだった前走は当舞台で勝ち切ってオープン入り。騎乗した武豊は「まだまだ良くなりそうです」とコメントを残しており、ここでも好勝負に期待が持てる。