2歳牝馬女王決定戦「第75回阪神ＪＦ」。3連勝中と勢いに乗っているコラソンビートは5枠10番に入った。前走の京王杯2歳Sでは25年ぶりとなる牝馬Vを達成。2歳コースレコードを更新するおまけ付きで能力を証明した。父スワーヴリチャードに初重賞制覇に続き、初GⅠ制覇もプレゼントするか。

　7枠14番のサフィラは全兄に19年朝日杯FSの覇者サリオスがいる良血。前走・アルテミスSは外々を回る展開だったものの2着と格好はつけた。84年のグレード制導入後、史上4組目のJRA2歳G1きょうだい制覇を目指す。

　4枠7番のアスコリピチェーノはデビュー２連勝で新潟２歳Ｓ勝ち。2走ともに上がり3Ｆ33秒3と決め手が魅力だ。7枠13番のカルチャーデイも同じくデビュー2連勝でファンタシーS勝ち。15番人気を覆す激走で3連単230万円超の波乱を巻き起こした。重賞馬2頭が無傷の戴冠を狙う。

　中の人注目は2枠3番のキャットファイト。父はダート色が濃いディスクリートキャットだが、同馬は芝での走りが秀逸。前走のアスター賞は2歳コースレコードで駆け抜け、2着に5馬身差をつける圧勝だ