重賞３勝、ボッケリーニは8枠12番に入った。Ｇ２＆３では【３・６・１・３】と抜群の安定感を誇る８歳馬。陣営は「大事に使ってきていることもあり8歳でも元気」「動きが軽くなっています」と状態にも自信を見せる。コース適正も十分で、ここで大きく崩れるシーンは考えにくく、24年初戦をいい形で迎えられそうだ。

　秋華賞5着からの参戦モリアーナは3枠3番に入った。最終追いは猛時計も、他厩舎の馬との接触もあり、内容は想定外。武藤師が「いつもより気持ちが乗り過ぎている」と稽古前に指摘した不安が的中した。ただ「状態は今までの中でも抜群」とし、「とにかく、折り合って運べれば」とポイントを挙げた。

　充実ぶりが目を引く８歳馬のマイネルウィルトスは1枠1番から。週末の天気予報は下り坂でスタミナ問われそう。「雨予報はいいと思う」と陣営も歓迎を口にしている。実績十分カラテは7枠9番から。ブローザホーンとのコンビで日経新春杯を制した鞍上・菅原明の勢いに注目だ。

　中の人注目は8枠11番のチャックネイト。前走はアルゼンチン共和国杯で３着と重賞で目途を立てた。調教でも軽快な動きを見せ、「本格化ともいえる抜群の出来」と万哲が手放しで称賛。好機到来と見たい。