秋競馬の試金石となる3歳ダート重賞「第16回レパードS」。暑熱対策で今週も引き続き7Rで実施され、勝ち馬にはダート3冠最終戦「ジャパンダートクラシック」（10月2日、大井）の優先出走権が与えられる。

　半兄にGⅠ馬ジュンライトボルトがいる良血ミッキーファイトは1枠1番に入った。前走のユニコーンS（3着）は馬群の中に押し込まれスムーズさを欠いた。2走前は後に雲取賞を制した2着ブルーサンに5馬身差V。ポテンシャルは疑いようがなく、即反撃の構えだ。

　目下3連勝中と勢いに乗るジーサイクロンは3枠4番。連勝中は全てのレースで先行しつつ上がり3Fはメンバー最速と能力の違いを見せつけた。一気に重賞タイトルを獲っても驚けない。名門・木村厩舎のソニックスターは5枠8番から。前走の青竜Sでは直線で抜け出してからソラを使うなど幼さを見せながらも、2連勝でオープン初白星。2戦2勝と相性抜群の川田とのコンビで重賞初制覇を狙う。

　中の人注目は8枠14番のサトノフェニックス。デビューから2連勝を飾ると、全日本2歳優駿や海外遠征など大舞台を経験。3月UAEダービー出走取消以来となるが、西園正師は「馬体の成長もあり、筋肉が付いてきた。春先の輝きを取り戻してほしい」と力を込めた。