「第67回スワンS」は秋のマイル王を決めるマイルCS（11月17日）の前哨戦だ。14年から勝ち馬に優先出走権が与えられていて、実力馬と若き3歳勢の激突にも注目が集まる。
　
　重賞で3着→2着と好走しているスズハロームは4枠8番から重賞初制覇をもくろむ。＜3・0・1・1＞のベスト距離に戻る今回はチャンス。牧田師は「どんな競馬でもできるし千四の距離はベストだと思う」と期待十分だ。

　武豊とのコンビ復活となる3歳オフトレイルは3枠6番。秋初戦の毎日王冠（12着）は不完全燃焼も、勝ち馬とは0秒7差と悲観する内容ではなかった。4戦2勝、2着2回の得意コースで巻き返しを狙う。

　1400メートルで3連勝中のクランフォードは2枠4番。重賞初挑戦となるが、調整過程に関して文句なし。杉山晴師は「53キロも魅力だし、楽しみ」と期待を込める。舞台は3戦2勝の京都で、芝7F戦も5戦4勝と好相性だ。

　中の人が注目するダノンスコーピオンは6枠12番から復活Vをにらむ。22年NHKマイルCを制してから勝ち星から遠ざかるが、福永師は「いい状態で出せますね。千四の距離もベスト」と述べており期待を寄せている。