11月2日の京都メインは2歳牝馬重賞「第29回ファンタジーS」（G3、芝1400メートル）。G1阪神JF（12月8日、京都）に向けて重要なステップレースだ。

注目の白毛馬ゴージャスは2枠3番。新馬戦が中団から味のある勝ちっぷり。天性のスター性は新馬戦とは思えない大歓声にも表れていた。1963年に白毛馬として生まれた6代母ホワイトビューティを祖先に持つ、米国の白毛一族出身だ。

　ヴーレヴーは5枠9番。前走りんどう賞は上がり3F最速タイとなる33秒8で中団から差し切った。「前回はスムーズではない中でよく頑張った。重賞でも力は足りるけど頭数が増えるのが鍵になると思う」と課題も口にした。

　新馬、シンガポールターフ賞を連勝中のカワキタマナレアは8枠15番。前走が中団からメンバー最速の上がりで差し切り。小回りの札幌から京都へのコース替わりはプラスになりそう。杉山佳師は追い切り後「無理せず、いい動き。距離は1F延長でも」と手応え。

　中の人注目はりんどう賞3着ダンツエランで7枠12番。前走後の稽古が抜群。休み明けを使った上積みも見込め、期待十分だ。