来年のクラシックを占う上でも重要な一戦となる今週土曜の京都メイン、G3「第11回京都2歳S」（23日、芝2000メートル）の枠順が確定した。

　デビュー2連勝中の主役はエリキングで8枠8番からスタート。前走の野路菊Sでは危なげなく半馬身のリードを保ってゴール。順調な調整過程を踏んでおり、陣営も「重賞でどんな走りを見せてくれるか楽しみ」と期待大。キズナ産駒は現2歳世代から早くも2頭の重賞ウイナーが誕生。大物感漂うエリキングも無敗のまま大舞台へ向かうか要チェックだ。

　そのエリキングとの再戦となるのがサラコスティで2枠2番から。エリキングとデビュー戦でぶつかり2着。8月の中京未勝利戦を逃げ切り、9馬身差の圧勝。楽しみなリベンジマッチとなった。

　4枠4番のジョバンニは野路菊Sでエリキングと接戦を演じており、こちらも侮れない。初戦Vは小倉で器用な立ち回りを見せたように、京都内回りにも対応できそうだ。

　中の人注目クラウディアイは5枠5番から重賞制覇を狙う。初戦で鋭い瞬発力を発揮しており、中間の動きもよし。侮れない一頭だ。

　昨年の勝ち馬シンエンペラーは今年のダービー3着、愛チャンピオンSでも3着と飛躍を遂げており、今年もどの馬がクラシックへの第一関門を突破するか目が離せない。