“冬コク”開幕日に行われる新設重賞「第1回小倉牝馬S」の枠順が24日、確定した。昨年までの愛知杯から時期、重賞格付、ハンデ戦の施行条件を引き継ぎ、小倉芝2000メートルを舞台として行われる。

　重賞2勝馬クイーンズウォークは5枠9番からの発走で、今年の初戦を白星で飾れるか。ハンデを背負う立場にもなり「開幕週の小回りにうまく対応できるかどうか」が鍵と陣営はみる。

　小回り向きの機動力が魅力のコスタボニータは8枠16番。昨年の福島牝馬S勝ち馬で、小倉でも昨年の愛知杯3着の実績がある。昨夏の小倉記念は今回と同じ56キロを背負い、牡馬相手に2着。年長馬の貫禄を見せつけるか。

　トレセンに衝撃が走った“恵量”で格上挑戦となるオーロラエックスは6枠12番。名門・杉山晴厩舎がその将来を嘱望する4戦3勝の4歳牝馬。最終追い切りを終えた杉山師は「奇麗な跳びなので上滑りする馬場で走りづらそうだった。もうちょっと動けていい」と控え目だが、“恵量”51キロも味方に初代女王の座を狙う。

　中の人注目アリスヴェリテは8枠17番。デビュー2年目の柴田裕一郎騎手が昨年3月2日、同馬とのコンビでJRA初勝利を飾った運命の一頭。重賞初制覇もアリスで決める。