目黒記念の枠順が確定!

2025年5月30日 10:30

 日本ダービー後の最終レースとして行われる伝統のハンデG2「第139回目黒記念」(6月1日、東京芝2500メートル)の枠順が30日、確定した。

 鞍上・武豊で重賞初制覇を狙うアドマイヤテラで5枠10番からのスタート。昨年の菊花賞で3着に食い込み、後に天皇賞・春を制したヘデントールと接戦を演じた実力馬。大阪ーハンブルクC快勝から挑む今回は、武豊が3戦連続のコンビで重賞初制覇を狙う。友道師も「使った上積みはあると思う」と手応え十分。57.5キロのハンデ、左回り、距離とベスト舞台がそろった。

 自己条件を勝ち上がってきたスティンガーグラスは4枠8番から。湾岸Sで2馬身半差の快勝。最終追い切りは、美浦Wコースで僚馬レガレイラ(4歳オープン)、セブンメデュラス(3歳未勝利)との3頭併せ。馬なりで弾むような走りを見せ、順調な仕上がりを印象づけた。半姉に18年阪神JF勝ち馬ダノンファンタジーを持つ良血で、太田助手も「持っているものはいい」と期待を寄せる。2500メートルは2戦2勝と得意舞台だ。

 連勝で重賞戦線へ駆け上がってきたサンライズソレイユは最内の1枠1番に入った。使うごとに充実感が増していて、矢作師が最終追い切り後に「距離が延びるのはいいし、少し荒れた馬場もいい」と手応えを語るように、上昇気配が漂う。

 中の人注目は54キロの軽ハンデが魅力のヴェルミセルで2枠3番。土曜日の雨天で、時計がかかる渋い馬場になりそうなのはプラス材料。天皇賞・春を見送ってここに照準を合わせており、激走に期待だ。

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