エフフォーリア “進化形”予感…初年度産駒の好発進
2026年7月1日 05:30
【2歳新種牡馬紹介(2)】エフフォーリア 2018年生まれ 鹿毛 安平産 父エピファネイア、母ケイティーズハート(母の父ハーツクライ)中央で11戦6勝 主な勝ち鞍は皐月賞、有馬記念、天皇賞(秋)、共同通信杯 2歳産駒125頭。
21年JRA賞年度代表馬。デビュー4連勝で皐月賞を制し、圧倒的1番人気に支持された日本ダービーは父系3代の惜敗に終わったものの、3歳秋は天皇賞、有馬記念で年長世代を相手に父系祖父シンボリクリスエスの蹄跡を再現してみせた。ちなみに1歳年長の3冠馬コントレイルを一蹴した天皇賞・秋のレーティング124は、距離区分I(1900~2100メートル)における日本調教3歳馬の歴代最高値となっている。
4歳時は順調さを欠きながらも有馬記念5着で地力を示し、完全復活が期待された5歳初戦の京都記念で心房細動を発症。ある意味で駆け込み乗車的な種牡馬入りとなったが、血統背景の信頼性も相まって結果的に本年度のルーキーサイヤーでは最多の血統登録産駒を得ている。
サンデーサイレンス4×3のインブリードを内蔵する初めての牡馬G1ウイナー。元祖スーパーサイヤーのリサイクルという観点からは最先端の血統構成で、現実に初年度産駒のスタートダッシュは“進化形”を予感させるもの。6月中に4頭のJRA新馬勝ち馬を出した種牡馬は記憶にないが、その4頭全馬が母の父にサンデーサイレンス後継種牡馬を据えていることも特筆すべきだろう。今のところ「SS3×4×5」の配合は種牡馬エフフォーリアの特権であり、強力なアドバンテージ。このまま一気に血統勢力図を塗り替えてしまう可能性もある。 (サラブレッド血統センター)