【京成杯AH】6歳にして“開眼”ダンクに穴党注目!
2018年9月5日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=4日】接近する台風21号に戦々恐々としていたオサムだが、午前6時開門の調教は滞りなく行われた。時折、風は吹くものの雨も降らず、雲の隙間から青空さえのぞいた。だが、これは“嵐の前の静けさ”。“嵐を呼ぶ馬”が京成杯AHに向かう。ベステンダンクだ。前走の米子Sは衝撃的だった。障害帰りの馬が阪神のマイル戦を1分31秒9の猛時計で駆け抜けたことに絶句するしかなかった。
「確かに障害効果はあったと思う。しかし前走に関しては、誰もマークしてこなかったのが大きい」。安達師は謙遜するが、時計に裏付けされたパフォーマンスは今回、56キロというハンデに表れた。「見込まれました。せいぜい55キロでしょう」。指揮官は嘆くが、ここは狙い定めた一戦でもある。「トモ(後肢)が緩くて左回りではコーナーの走りがもう一つ。それでここまで待ちました」と虎視たんたんなのだ。
台風被害は勘弁だが、レースの波乱なら大歓迎。6歳にして“開眼”したタイキシャトル産駒から目が離せない。