【セントライト記念】ブレステイキング、3頭併せで伸び伸び

2018年9月14日 05:30

<セントライト記念・追い切り>3頭併せで追い切る(左から)M・デムーロ騎乗のブレステイキング、ゼーゲン(撮影・村上 大輔)

 ブレステイキングの背中には、栗東から駆けつけたM・デムーロの姿があった。Wコースの最終追いは3頭併せ。クラシコ(6歳1000万)が先導し、ゼーゲン(3歳1000万=セントライト記念出走)を挟んで最後尾を追走。直線で2頭の内に併せると脚色の差は歴然。手応えに余裕を残したまま半馬身先着した。「調教に乗ったのは初めてだから以前との比較はつかないが、少しのめって走っていた。ただ、馬場が悪かった影響で動き自体はよかった。具合はとてもいいと思う」。ミルコの弾んだ声が、何より好調を物語っていた。

 春はあと一歩のところでクラシック出走を逃したが、重賞級の能力は証明済み。フリージア賞ではギベオンに小差3着。プリンシパルSではコズミックフォースに頭差2着。再戦となるライバル2頭とは互角に渡り合ってきた。ミルコとの相性も抜群。未勝利戦、前走の500万下と2戦2勝だ。「賢くてスタミナがある馬。大好きなタイプだね。晩成なのか、乗るたびにどんどんよくなっている」と手応えを隠さない。

 森助手も「春はカイ食いが細かったが、今はしっかり食べてくれる。肉体的にも精神的にも成長を感じる」と期待十分。春の無念を晴らし、飛躍の秋の礎としたい。

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