【関屋記念】“好調男”ミラアイトーン 4F51秒1で激走気配

2020年8月13日 05:30

<関屋記念>追い切りを終え厩舎に戻るミラアイトーン(撮影・郡司 修)

 【東西ドキュメント・美浦=12日】午前5時の調教開始時点でスタンドの温度計は28度。小田は購入したミネラルウオーターを一瞬で飲み干し、汗だくになっていた。関屋記念のミラアイトーンは坂路で4F51秒1。菊沢師は酷暑に配慮し、2つのスタンドの間の日陰部分に記者陣を誘導した。風が通り抜けて気持ちいい。

 「先週はWコースでやったし、今日は暑いので坂路だけ。動きはいい」。1週前追いも自ら騎乗した指揮官だからこその細やかなサジ加減。Wコースではなく走行距離の短い坂路にしたのはオーバーワークを避ける配慮だ。函館の前走・巴賞は内を伸びて2着。「外からかぶされて動きにくい面はあったがコーナー4回の1800メートルで走れたのは凄く収穫があった。今度はマイル。普段の感じもシャキッとして弾みがいい。2~3番手で運べれば」と目を細めた。小田は長袖で取材していた1カ月前の函館から、同馬を追うように週末は新潟へ。夏の暑さにも負けない“好調男”に激走気配を感じた。

特集

2020年8月13日のニュース