【エリザベス女王杯】ラヴズオンリーユー、ラスト11秒9 矢作師「やれば動く馬」
2020年11月12日 05:30 ラヴズオンリーユーの最終追い切りは坂路単走で4F55秒9~1F11秒9。さじ加減を薄めにした理由を矢作師は「1週前に速い時計を出しているので、今日はラストだけ少し伸ばそうと。(11秒9は)当然でしょうね。やればそれくらいは動く馬」と説明した。今年はドバイ遠征がカラ輸送となり、帰国後の3戦も7→2→5着と精彩を欠いている。「帰国後、筋肉的な部分がしっくりこなくて全体的に調子が上がってきませんでした。かなり悪い状態でした」と認めている以上、絶好調で迎えるG1参戦ではないのだろう。
それを理解しつつも、堂々の主役と位置づける理由を探ると、トレーナーの存在感と看板にたどり着く。G1を狙える馬への要求が違うのだ。昨年、デビューからの無敗街道が止まったのがエリザベス女王杯の3着。今年の参戦には「忘れ物を取りに戻ってきた」という趣旨がある。