【エリザベス女王杯】ラッキーライラックが優勝、史上4頭目の連覇 G1・4勝目
2020年11月15日 15:44 秋の女王決定戦「第45回エリザベス女王杯」(G1、芝2200メートル)は15日、阪神競馬場で行われ、ルメール騎乗のラッキーライラック(牝5=松永幹)が早め先頭から押し切って優勝。メジロドーベル(1998、99年)、アドマイヤグルーヴ(2003、04年)、スノーフェアリー(10、11年)に続く史上4頭目の連覇を飾った。
勝ったラッキーライラックは父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレースの血統。通算成績は18戦7勝。今春の大阪杯以来のJRA・G1・4勝目。17年阪神JF、20年大阪杯に続く阪神でG1・3勝目を挙げるのは84年にグレード制を導入して以来初めて。
昨年は京都で同レースを制しており、異なる競馬場で同一G1を連覇するのはグレード制導入以来、天皇賞・秋のシンボリクリスエス(02年中山、03年東京)、高松宮記念のキンシャサノキセキの(10年中京、11年阪神)以来3例目。
ルメールは2008年にリトルアマポーラで制して以来11年ぶり2勝目。今年のJRA・G1・6勝目でこれまではフェブラリーS(モズアスコット)、天皇賞・春(フィエールマン)、ヴィクトリアM(アーモンドアイ)、スプリンターズS(グランアレグリア)、天皇賞・秋(アーモンドアイ)を制していた。JRA・G1年間最多勝は18年のルメール自身が持つ8勝。JRA・G1は通算33勝目となった。
管理する松永幹師は、JRA・G1通算6勝目。