【ジャパンC】(8)外国馬ウェイトゥパリス“ダメ押し”追い 火曜に続き負荷かけた

2020年11月27日 05:30

ダートコースで調整するウェイトゥパリス(撮影・郡司 修)

 今年のジャパンに唯一、外国馬として参戦するウェイトゥパリス(牡7=アンドレア・マルチアリス)が26日、東京競馬場のダートコースで追い切った。単走ながら欧州馬らしいパワフルな脚さばきで4F58秒1~1F13秒6をマーク。火曜(競馬学校)に続く負荷のかかる調教は“参加賞”でないことの証明だ。フェイユ助手は「来日直後は動揺していたけど、今朝はフレッシュ。今が一番いい状態だと思う」と胸を張った。

 芦毛がすっかり白くなる7歳馬でここが引退レース。それでも今年はシャンティイ大賞(G2)とサンクルー大賞(G1)を勝利と、安定感が増している。昨年末に現役を引退した元女性騎手・フェイユ助手は「調教師は私が乗るようになってから“リラックスして走るようになった”と言っていた。女性はデリケートに乗るので、この馬には合っていたみたい」と笑顔を見せた。19年フォワ賞(2着)でキセキ(3着)、前走・凱旋門賞(9着)ではディアドラ(8着)と、日本馬ともしのぎを削ってきた実力馬は侮れない。

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2020年11月27日のニュース