【京都金杯】波乱呼ぶコンビ復活!川須×エントシャイデン激走予感

2021年1月4日 05:30

川須栄彦騎手を背にCウッドで調整するエントシャイデン

 【東西ドキュメント・栗東=3日】ハンデ戦のスポニチ賞京都金杯。勝負の明暗を分けるのは執念か。昨年のリーディング矢作厩舎がエントシャイデンを送り込んできた。3戦ぶりに起用される川須はひそかに闘志をたぎらせている。

 忘れがたい昨年の大駆け2連発。9番人気で安土城Sを快勝。返す刀で中京記念3着。これも9番人気での激走だった。波乱演出の2戦でオサムが理解したのは人馬の相性の良さ。川須が言う。

 「この馬には3回乗せてもらって、ある程度癖は分かっています。条件は付きますが、うまくかみ合えば重賞でも上位争いできる馬ですから」

 必見は実質的な最終追いとなった大みそかのCWコース。半マイル追いながら4F52秒3~1F11秒3と重いウッドチップ(不良)での豪快な切れ味に「動けていたし、集中して走れていた」とニンマリだ。

 男、三十にして立つ。今年30歳になる九州男児は「重賞を勝ちたいし、昨年以上の成績を残したい」と目を輝かせる。縁起重賞は大波乱で幕を開ける!?

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