【川崎・報知オールスターC】8歳タービランス、3度目の正直で雪辱V!
2021年1月4日 05:30 新春を飾る21年南関東最初の重賞「第57回報知オールスターカップ」(S3)が3日、川崎競馬場で行われた。1番人気のタービランスが直線2番手から抜け出し優勝、このレース2年連続2着だったが3度目の挑戦でタイトルをものにした。同馬には「第70回川崎記念」(G1、27日、川崎)への優先出走権が与えられた。
道中は内めの4番手を追走。逃げたシャイニングアカリを射程に収めながらゴーサインを出したのは3コーナー。抜群の反応で前を捉えにいき、スムーズな加速で直線に入ると馬体を並べる間もなく一気に抜き去った。笹川が繰り出す左ステッキにも応え、最後は1馬身半差をつけてゴールに飛び込んだ。
「状態も良かったし、プラン通りのレースができた。抜け出してからも集中して走ってくれたのも大きかった。8歳とは思えない体だし、中央相手でも楽しみ」と笹川は新たなタイトル獲りへ照準を合わせた。
◆タービランス 父パイロ 母チャームエンジェル(母の父シアトリカル) 牡8歳 浦和・水野貴史厩舎 馬主・泉俊二氏 生産者・北海道厚真町の大川牧場 戦績30戦14勝(南関東19戦7勝) 総獲得賞金1億8250万円 重賞は20年埼玉新聞栄冠賞以来6勝目。