【東海S】デュードヴァン、念願重賞初Vへ軽快 併せ馬で余裕の3馬身先着

2021年1月21日 05:30

併せで追い切るデュードヴァン(左)(撮影・西川祐介)

 中京日曜メインのダート重賞「第38回東海S」。唯一の4歳馬デュードヴァンが最終追いで絶好の動きを披露。念願の重賞初Vに向けて上昇をアピールした。

 開門直後の整地されたWコースを弾むように駆け抜けた。5F68秒1~1F12秒7。2馬身前を行くモルタル(4歳2勝クラス)を残り1Fで難なく抜き去り、豪快に3馬身先着。加藤征師は「動きも良くて、状態も上がってきています。何の不安もない」と体調面に太鼓判だ。

 昨年はユニコーンS2着、レパードS4着。重賞にあと一歩で届かなかったが、潜在能力は示した。休み明け2戦目の前走・師走S(5着)は大外から粘り強く伸びた。指揮官は「前走はしっかり脚をためて、しまいも脚を使ってくれた。右回りは若干コーナーワークに難がある分、内を通った馬との差もあったと思う」と成長を感じている。今回は全3勝をマークしている左回り。所属する加藤征厩舎は1歳下のグラティアスが17日の京成杯を勝ち、勢いも上がっている。念願の重賞Vを飾ることができれば、後輩に続くG1舞台が待っている。

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