【桜花賞】好相性ディープ産駒&クイーンC覇者アカイトリノムスメ 4連勝でいざ桜獲り

2021年4月6日 05:30

4連勝で戴冠を狙うアカイトリノムスメ

 過去10年のデータから勝ち馬を導く「G1データMAX」。先週の大阪杯は推奨した4番人気のレイパパレが制した。最高の流れで今週は「第81回桜花賞」を分析。データ班が出した結論は目下3連勝中のアカイトリノムスメだ。前走・クイーンCで重賞初制覇。父ディープインパクト、母アパパネと3冠馬を両親に持つ“超良血”が同世代を蹴散らす。

 <ローテ>桜花賞と同じ舞台で行われるチューリップ賞組(18年にG2昇格)が好成績。13、15年は1~3着を独占した。過去10年で【5・7・6・28】、12年以降は毎年馬券に絡んでいる。今年は1着同着だったエリザベスタワー、メイケイエール、3着ストゥーティが出走する。前年暮れのG1からの直行組は【1・1・0・4】。一昨年の覇者グランアレグリアが朝日杯FS3着から“ぶっつけ本番”で勝利を飾った。クイーンC組は【0・2・1・15】とひと息だが、馬券圏内に好走した3頭は全て勝ち馬。1着馬アカイトリノムスメは買いだ。同様にフィリーズレビュー組も【1・0・2・53】で馬券内の3頭は勝ち馬&2着馬。3着以下は割引。フラワーC組は【0・0・1・8】と狙いづらい。

 <キャリア>昨年は新馬戦→エルフィンSを連勝して挑んだデアリングタクトが史上初となるキャリア2戦で勝利を飾ったが、これはレアケース。基本的にはキャリア3戦【4・4・1・17】、4戦【3・4・6・31】が中心となる。それ以上は成績がグッと低下し5戦は【1・1・2・42】、6戦は【1・1・1・28】。7戦以上は【0・0・0・26】と好走歴がない。

 <血統>阪神芝マイルはディープインパクト産駒の庭。11年覇者のマルセリーナから同産駒は4年連続V。12&13年はワンツーフィニッシュを決めた。過去10年は【5・4・2・28】で、もちろん種牡馬別で最多勝利数。昨年は9番人気のスマイルカナが3着に激走した。今年はアカイトリノムスメ、エンスージアズム、サトノレイナスの3頭。参考データは少ないが、キングカメハメハ産駒にも注目したい。4頭が出走して15年レッツゴードンキ1着(5番人気)、16年アットザシーサイド3着(6番人気)。同産駒はアールドヴィーヴル、ククナの2頭だが、後者を推す。母クルミナルは15年桜花賞の2着馬。初の当地参戦もコース適性はありそう。

 <騎手>大舞台での勝負強さに定評がある池添をプッシュ。先週の大阪杯は6番人気のモズベッロを絶妙な手綱さばきで2着にエスコートした。桜花賞は【1・3・0・3】と連対率57%。17年は伏兵のレーヌミノル(8番人気)で制すなど、相性がいい。新コンビとなるソングラインで今週も波乱を演じるか。名手・ルメールは【2・0・2・2】で複勝率67%。18年アーモンドアイ、19年グランアレグリアで連覇した。人気馬の騎乗が多いものの安定して馬券内に持ってくる。今年は阪神JF2着サトノレイナスで参戦。このコンビは素直に信頼したい。

 <結論>アカイトリノムスメが本命だ。同舞台と相性抜群のディープインパクト産駒でキャリア4戦、前走クイーンC1着と推せる材料がそろった。超良血が4連勝でビッグタイトルをつかみ取る。相手は阪神JF2着から直行となるサトノレイナス。◎と同様にDI産駒で何より鞍上のルメールが心強い。それに続くのはチューリップ賞1着同着だったエリザベスタワー。池添の一発を秘めるソングライン、抽選突破ならククナも押さえる。

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2021年4月6日のニュース