【京都大賞典】上村兄弟“角居イズム”でアイアンバローズ重賞初制覇だ!

2021年10月8日 05:30

アイアンバローズを撫でる上村洋行調教師(左)と上村典久助手(撮影・亀井 直樹)

 この春、解散した名門・角居厩舎から上村厩舎に転厩したアイアンバローズは春に連勝でオープン入り。秋初戦で重賞にチャレンジする。元ジョッキーの上村洋行師(47)と担当・典久調教助手(49)は兄弟。上村ブラザーズが厩舎の重賞初Vに燃える。
 アイアンバローズは角居厩舎の解散により、担当する典久助手とともに上村厩舎に転厩してきた。典久助手は「角居厩舎の時は気が激しくて順調に乗れなかったが気性が成長したことで毎日、調教をできるようになった」と目を細める。

 元ジョッキーだった上村師も角居イズムを継承して19年に厩舎をスタート。開業前には技術調教師として角居厩舎で学んだ。「従業員の意識が高かったし、そういう厩舎にしたいなと思った。ベースは角居厩舎です」と見習うべきところはしっかり取り入れている。

 調教師と調教助手の兄弟タッグで重賞Vなら超異例。典久助手は「勝ちたい思いは強いですよ。オーナーのためにも何とかいい競馬をしてほしい」と力を込めた。上村ブラザーズの挑戦から目が離せない。

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