【東京新馬戦】チェルノボーグ3兄弟新馬Vへ
2021年10月8日 05:30 【東西ドキュメント・栗東=7日】木曜朝、新谷はいつも通りストップウオッチを手に、双眼鏡越しにCWコースを眺めていた。藤原英厩舎の2歳馬の稽古をつける福永を発見。調教から引き揚げてきた後、今週の騎乗馬の囲み取材に加わった。
日曜は東京で藤原英厩舎のディープインパクト産駒2頭に注目している。毎日王冠のヴァンドギャルドも有力だが、お目当ては芝2000メートルでデビューするチェルノボーグ(牡2)だ。
自ら騎乗した最終追いは坂路で格上ハッピーオーサム(3歳1勝クラス)と併入。余力残しで4F53秒8~1F12秒1を刻んだ。福永は「ゴール板を過ぎてからも(馬を)動かして、いい動き」と好感触だ。
厩舎の先輩でもある全兄ギベオンは今年の金鯱賞を10番人気で逃げ切りV。重賞2勝目を飾った。兄に2度騎乗した福永は、チェルノボーグに関しても「レベルが高い。初戦から好勝負ができる能力を秘めている」と評価。2歳上の全兄サトノフウジンを含めた3兄弟新馬勝ちを狙う。