古川奈穂「不安感は全くありません。休養前よりいい状態になっています」 

2021年10月8日 05:30

今週から復帰する古川奈穂(撮影・亀井 直樹)

 【古川奈穂に聞く】
 ――リハビリは長期に及んだ。
 「レースを見ていると早く乗りたい気持ちもありましたが、完全な状態に治してパワーアップして復帰することを目標にやってきました。リハビリの先生や病院の先生、たくさんの方にお世話になりました。凄く順調で、不安感は全くありません。休養前よりいい状態になっています」

 ――休養中に学んだことは?
 「乗っている感覚を持ちつつレースを見るということになってトップジョッキーの乗り方であったり、見て学ぶことができました。客観的に見ることができて、勉強になりました」

 ――師匠・矢作師の言葉で印象に残るものは?
 「“100%ではなく120%、それ以上で”と言っていただいた時に、自分は今100%で乗れるのか、レベルアップできているのかと。自分を見つめ直すきっかけにもなりました。途中から焦りというより、いろいろなことを吸収できた面もありました。今まで知らなかった世界を教えていただいた上で、また競馬に臨めるのはプラスになると思います」

 【古川奈穂のこれまで】
 4・28 左肩に違和感があり、休養することが矢作師から発表される。

 5・11 東京都内の病院で手術を受ける。

 5・13 矢作師が手術は成功したと報告。「退院後10日ほど経過観察し、栗東へ戻ることになります」

 9・23 オンライン会見で矢作師から復帰日が「10月9日の阪神」と発表される。

 10・2 栗東で調教騎乗を再開。この日は4頭に騎乗。「新鮮な気持ちでまたがることができました。肩の違和感もなかった」と話す。

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