木村哲也師と大塚海渡が和解 解決金80万円は全額寄付の意向
2021年10月8日 12:10 デビュー3年目の大塚海渡(20)が、前所属厩舎の木村哲也師(48)からの度重なる暴言、暴行で精神的苦痛を負ったとして、同師に850万円余りの損害賠償を求めた訴訟において、8日、和解が成立した。和解金は80万円。原告側の鈴木和憲弁護士が水戸地裁土浦支部前で取材に対応し、明らかにした。
▽大塚騎手のコメント全文
この度、木村調教師に対して起こしていた民事訴訟において、和解することになりました。和解に応じた理由としては、裁判所から提示された和解条項に、木村調教師が私に対して行った暴言・暴力について謝罪するという内容が盛り込まれていたことが、一番の理由です。木村調教師が謝罪してくれたことにより、今回の裁判は終わりとなりますが、今回の訴訟を契機として、今後、競馬サークル、スポーツ界をはじめ、世の中から暴言・暴力がなくなることを願っています。また、受け取った和解金については、裁判を始める前から決めていたのですが、このようなことが今後起きないようにするためにも、お役に立てていただける機関や団体を探して、全額寄付したいと考えています。最後に、今まで私を励まし応援してくれた方々に感謝します。ありがとうございました。そして、一日でも早く新型コロナウイルスが終息することと、皆様のご健康を願っています。令和3(2021)年10月8日(原文ママ)